Class of 2017

# 業界 学部 入学時年齢
1 シンクタンク 環境システム学(院) 29
2 証券 経済 29
3 コンサルティング 工(院) 32

体験記 (1)

項目 プロフィール
コース MBA
性別 男性
年齢 29歳 (2015年9月現在)
学歴 環境システム学(院)
職歴 シンクタンク 4年

はじめに

受験勉強開始当初は右も左も分からず、MIT Sloanが他と比べてどういう特徴のある学校なのか、という基本的なことも把握できておりませんでした。今後MIT Sloanを受験される皆さんは、私のように無計画に受験対策を進めることなく、計画的かつ効率的に対策に臨めるよう願っております。少しでもその助けになれれば幸いです。

Why MBA?

まず職歴としては大手金融企業のグループ会社(シンクタンク)に入社し、環境・エネルギーにかかわる調査・コンサルティング業務に従事していました。仕事内容には満足していましたが、金融グループの一員としてもっと社会に貢献できることがあるのではと思い、以下のような問題意識を持つようになり、MBA取得を目指すことにしました。

  1. 経営や組織論的な手法を学び、グループ企業における人的リソースの最大活用に取り組みたい
  2. ビジネス的なアプローチからシンクタンクで学んだ知見(環境・エネルギー分野)を社会に還元したい
  3. 国内外における将来的な経営層人材とのネットワークを構築したい

Why Sloan?

  • Action Learningの機会
    MIT Sloanでは○○-Labと称するたくさんのAction Learningのコースを提供しており、非常に魅力的に感じました。授業で理論学んだ理論をプロジェクトで実践するというアプローチに納得感を感じました。

  • サステイナビリティに関するコースの存在
    大学院時代にサステイナビリティ(平たく言うと環境・社会・経済の調和の在り方に関する学術分野)に関してかなり勉強していたのですが、理論的な教育や環境学的な視点からの学問に留まり、実社会に実装できるような知見は身に付きませんでした。MIT Sloanではサステイナビリティと経営に関する授業やAction Learning(S-Lab)があり、より実践的にサステイナビリティという分野を学べるものと考えました。

  • 他学部との連携
    ビジットした際に在校生からいただいた言葉の中で印象的だったものの一つに、「他のMBAと違って、MITのビジネススクールは単にSloanではなくMIT Sloanと表記されることが多い。これはSloanがMITの一部として他学部との連携を重視している点が表れている。」という話がありました。確かにMIT Sloanでは他学部からの単位の取得や共同プロジェクトなど多くあり、ビジネススクールという枠組みを超えたネットワークが構築できると考えました。

受験スケジュール

  • 2014年2月:社費MBA派遣制度に合格(それまで特別な準備はせず)。
  • 2014年3月:TOEFLの勉強を開始するも、米国4年制大学卒のためTOEFLはWaiverされることに気づき、勉強中止。
  • 2014年4月:AGOSのVerbalとMathを受講開始。7月ごろまで惰性でAGOSに通い続ける。6月は新婚旅行に行ったほか、業務が多忙を極め、GMATの勉強は全くせず。
  • 2014年7月:AGOSを一通り終えたころからOfficial GuideやAGOSの教材を基に自習開始。7月に最初のGMAT受験予約。
  • 2014年8月:GMAT 1回目受験。630点。最初はこんなものかと納得し、同様の自習を継続。
  • 2014年9月:GMAT 2回目受験。630点。それなりに手ごたえがあったにもかかわらず、前回から点数が全く伸びず、かなり焦る。
  • 2014年10月:GMAT 3回目受験。670点。あまり手ごたえがなかったにもかかわらず、点数が伸びて一安心。その頃はこれが5回を通じた最高点になるとは夢にも思わず。エッセイカウンセラーと契約。
  • 2014年10~11月:海外出張やキャンパスビジットなど動き回ることが多く、GMATへの勉強が思うようにできず。エッセイのドラフト作成開始。
  • 2014年11月:GMATで過去最低点を叩き出す。とてつもない挫折感と危機感を味わう。
  • 2014年12月:GMAT 5回目受験。最高点更新ならず。ショックだったが、ここで吹っ切れエッセイに全力を尽くし始める。
  • 2014年1月:計8校出願。
  • 2015年1月~3月:面接(計7校)。
  • 2015年3月:複数校から合格をもらい、一安心。
  • 2015年4月:MIT Sloanに合格!

TOEFL

米国4年制大学卒のためWaiverとなり受験しておりません。

GMAT

[SC]

  • 個人的な問題としては、英語の文章を出されると全て読んで内容を理解しようとしてしまうクセがあり、SC対策ではマイナスに働きました。復習する際に問題文や解答を記憶してしまっており、復習になりませんでした。たとえこのような状況であっても、文章全体を見るのではなく、文法的に重要なパートのみフォーカスして何度も復習していけばよかったのですが、貫き通すことができませんでした。
  • SCでは文章を理解する必要はほとんどありません。たまに意味を理解しなければ解けない問題がありますが、マイノリティです。GMAT文法をしっかりと身につけることをおススメします。

[CR/RC]

  • 私はCRもかなり苦手にしていました。ロジック問題なので、得意な人は得意です。またSCと共通していますが、問題・解答を覚えてしまい、効果的な復習ができなかったように思います。それよりも解法をしっかりと身につけるべきでした。
  • RCはSC/CRよりもマシでしたが、SC/CRに注力して取組みがおろそかになっていたように思います。あまり解法パターンがないので、慣れが肝心のセクションだったように思います。

[Math]

  • マスアカ及びManhattan GMATで主に対策しました。Official Guideは前半の問題が簡単すぎて、「自分結構いけるんじゃないか?」と錯覚しますが、本番はそんな簡単な問題は出ません。私は根が文系ですので、Mathもそれなりに苦労しました。
  • マスアカを一通りやって、49点を出しました。私のGMAT受験の中で、唯一正しいアプローチです。ただ、もう1回ぐらい辛抱してマスアカを復習すればよかったものの、より難易度の高い問題を求めてManhattan GMATに手を付けてしまったことが失敗でした。

Essay

  • 私はMIT Sloanを含め計8校出願しました。相当量のエッセイ作成に取り組まなければなりませんでしたが、GMATの点数が低かったこともあり、特に力を入れて取り組みました。エッセイは10月頃から作成開始しました。
  • エッセイに関しては、各校2~3題ずつお題があるのですが、①取りあえず1校分のエッセイ全てを書き上げる、②ブラッシュアップ、③ほぼ完成版をFix、次の学校のエッセイにとりかかる、④出願全校書き終えた時点で、再度全校分ブラッシュアップ、というアプローチで取り組みました。このアプローチは私に非常に合っていて、1~2校目は完成版に至るまで時間がかかりましたが、その後は結構サクサク進むようになりました。
  • 10月下旬には、出願校の半数強のキャンパスビジットを敢行し、ネタ収集を実施しました。ビジット前にエッセイに着手していた学校についても、ビジットを踏まえて内容をブラッシュアップしました。
  • 私はクリスマス頃から上の④の段階に入ることができました。2ndラウンドですと、出願締め切りはだいたい1月初週あたりなのですが、何度もブラッシュアップしてエッセイの完成度を高める時間的余裕がありましたので、エッセイ作成に関しては戦略がうまくはまりました。

Interview

  • インタビューに関してはあまり特別な対策はしませんでしたが、カウンセラーからMBA Interviewでよく聞かれる典型的な質問リストをもらい、それぞれに対して回答を文字で書いて覚えました。そして何度も妻やカウンセラーと練習して本番に臨みました。
  • MIT SloanではBehavioral Questionsが結構くると聞いていたので準備していたのですが、本番全く聞かれることがなく逆にかなり焦りました。他の人に聞くと普通はBehavioral Questionsを聞かれるそうなので、準備は必須だと思います。

その他

  • 私はGMATの点数は高くありませんでしたが、自己分析と学校分析、エッセイの質、インタビューでの対応等で挽回し、本当に自分がFitするであろう学校を絞り込んで、その思いをうまく伝えることが出来たことがよかったと思います。
  • 一方で、GMATが各校の平均80%の下限に入っていないと、インタビューに呼ばれる確率が低くなると思います(足切り?)。志望校によって最低何点取らなければいけないかは把握しておくと良いと思います。
  • MBAは情報戦だと思います。年内により多くのAlumniやアドミと知り合っておくと、後々エッセイやインタビュー対策に活きてきます。

最後に

私は多くの学校に出願したのですが、最終的に自分の第1志望の学校に進学することができ、心から嬉しく思っています。またMIT Sloanに合格できたのは、会社の上司や同僚、家族、Alumniの方々等様々な人にサポートしていただいた賜物です。これから受験されるみなさんも一人で抱え込まずに、周りの人から助けてもらいながら(仮に私のようにGMATの点数が伸びなくてもあきらめずに)最後まで努力を尽くして夢をつかんでください!

体験記 (2)

項目 プロフィール
コース MBA
性別 男性
年齢 29歳 (2015年9月現在)
学歴 経済学部
職歴 証券 7年

はじめに

私のバックグラウンドは、国内金融機関において、主に管理・企画系の業務に従事してまいりました。直近ではバーゼル規制等の金融規制対応や金融当局対応をメインの業務としておりました。

Why MBA?

特にホールセールや本社機能において、特にシステム・リスク管理・予算管理・Management Information(管理会計)等の分野においてグローバルな組織運営がなされている中で、必ずしも効率的な運営が出来ていないことを感じておりましたが、自分が国内でキャリアを積んでいったとき、マネジャーとしてその非効率を改善している姿が具体的にイメージ出来なかったのが一番のきっかけです。

Why Sloan?

自分の目指すキャリアから、数量分析を積み重ねて議論を構築することに重点を置いていること、カリキュラムが柔軟で、public policy schoolとの連携が強いこと等々いくつかの観点をもとに志望校を選定しましたが、一番のきっかけになったのは、SloanのDeborah Ancona教授が書かれた”X Teams”という組織運営に関する書籍を読み、Sloanを貫くリーダーシップのコンセプトに共感したことでした。

受験スケジュール

  • 2014.3 社費試験に合格
  • 2014.3 – 2014.6 TOEFL / GMAT対策・受験
  • 2014.6 – 2014.9 学校研究・志望校選定
  • 2014.10 キャンパスビジット、エッセイ作成開始
  • 2014.11 – 2015.1 エッセイ・推薦状作成
  • 2015.1 2nd roundで5校出願
  • 2015.1 – 2015.3 インタビュー対策、出願した5校とインタビュー
  • 2015.4 MIT Sloanから合格通知を受領

TOEFL

TOEFL 103 (R30/L26/S22/W25):SloanでTOEFLが求められていなかったこともあり、5月に103点が出た段階でTOEFLのためだけの勉強はギアーを落としてしまいました。あまりよい点数でもないので、勉強法については他の受験生の皆様のものの方が参考になるかとは思いますが、ひとつだけお勧め出来るのは、「TOEFL TEST 必須英単語5600」という書籍についているCDです。TOEFLが特徴とする学術的な文章が各分野バランスよく、ちょうどいい長さで60本分入っており、これを繰り返し聞いて語彙を増やしながらリスニング力も鍛えることが出来ました。

GMAT

GMAT 720 (V38/M49/IR7/AWA4.0):独学で勉強し、6月の初回受験で運よく700点を超えることが出来ました。テキストはManhattan GMATのVerbalシリーズと、Official Guideの過去問をやっていました。
試験を日曜日に控えた週に、3日間休みをもらって、Manhattan GMATに付属している、6回の模擬試験(シリーズのうち1冊でも購入すると6回分ついてきます) +GMAT Prepの2回の模擬試験を、毎日連続で受験したうえで、試験に臨んだのが特に効果的だったと思います。業務がある程度コントロールできる方にはぜひおすすめします。よく言われることですが、GMATは短期勝負だと思います。特にVerbalにおいてはGMAT特有の解法のロジックのようなものがあるため、それにどっぷりと浸かって頭を”GMAT脳”にしてから受験するとよいかと思います。

Essay

6月後半ごろからレジュメを書き始め、エッセイのプロセスを開始しました。出来上がったレジュメを見てそのインパクトのなさに愕然としました。ただ、カウンセラーに「特に日本人受験生は30歳前後が一番仕事に脂が乗っている時期なのでこの受験準備期間中でもいろいろと経験を積むことが可能だ」とアドバイスをもらったことが大きな転機となりました。それからいったんエッセイのことは横に置いておき、会社の上司に頼んで特に海外拠点を巻き込んだ大きなプロジェクトをアサインしてもらう等さらに経験を積み重ねるように心がけました。結果として、エッセイに取り組めたのは11月後半からでしたが、今までよりも多くのことにチャレンジする中で経験を積み重ねたり、問題意識や将来のビジョンを煮詰めたりできたことにより、すらすらとエッセイのネタだしをすることが出来ました。
業務と受験準備の両立はMBA受験にとって至上命題だとは思いますが、(私のように平凡なキャリアの場合は特に、)思い切って仕事に注力してアプリカントとしての魅力を高める期間を作る、というのも一案ではないかと思います。

Interview

1月に2nd roundの出願が完了すると同時に、エッセイを見てもらっていたカウンセラーとインタビュートレーニングを開始しました。過去の質問リスト等を参考に、エッセイのときに使わなかったネタを10個程度用意して話しました。私の受験した学校のインタビューはいずれもオーソドックスな質問が多かったので、ネタの数は10個程度で十分に対応可能でした。その分、一つ一つのネタを、「ああ、自分はなんて素晴らしいことを成し遂げたのだ、なんと大事なことに気づけたのだ」と心から思いながら話せるようになるまで練習しました。今思えば少し自己陶酔に陥っていたような気がしますが、インタビューの時期は自分に自信を持たせるための管理も必要かなと思います。私は外部の声に影響されやすく、すぐ自信を無くしてしまうタイプなので、トレーニングの初期段階は厳しい意見をたくさんもらって十分凹み、直前はあえて外部からの声を遮断して自信を固める、というようなこともやっていました。

その他

上記の通り、6月後半から11月くらいまでいったんエッセイ等のプロセスを横において業務に注力していた時期があったため、準備が全体的に後ろ倒しになった感は否めません。結果として、特に卒業生・在校生・受験生とのネットワーキングに十分な時間をとれなかったのは反省をしております。

最後に

MBA受験においては、自分の可能性について絶望することも多いですが、自分が今持っているカード、これから出願(もしくはインタビュー)までに入手できるカードの中で勝負をしないといけないのは確かですから、「これが自分だ。」と自信を持って言える状態というのがゴールではと思っております。皆様の受験プロセスを心から応援しておりますし、私にできることがあればいつでも御連絡ください。

体験記 (3)

項目 プロフィール
コース MBA
性別 男性
年齢 32歳 (2015年9月現在)
学歴 工学部(院)
職歴 コンサル4年→製造業3.5年

はじめに

今振り返ってみて、合格を勝ち取るために一番大切なのは、熱意を示すことではないかと思います。どうしてこの大学に行きたいのかを、腹の底から語れるかどうかが問われています。このサイトが、MIT Sloanのことを理解するための一助となれば幸いです。

Why MBA?

私が戦略コンサルティングファームに在籍していた当時、同僚にMBAホルダーがたくさんおり、みんな口を揃えて「MBAは人生を変える転機になった」と言っていたため、そんなにいい場所だったら自分もいつか行ってみたいとおぼろげに意識していました。

その後、自分がコンサルとして関わった製造業の会社に転職して、2年ほどで一定の成果が出すことができたのですが、その時点で今後のキャリアを考えた際に、以下の理由でMBAを目指そうと決意しました。

  • 日本企業が次の事業の柱を作っていくことに悩んでいる現状を間近で見てきて、イノベーション創出の最新事例や方法論を学びたいと考えた
  • 海外の顧客や小会社とのプロジェクトで思ったようにコミュニケーションが取れないもどかしさを感じ、グローバルに通用するソフトスキルを得たいと思った
  • 今まで日本以外に住んだことがない自分にとっては、違うバックグラウンドを持つ人材の多様な価値観に触れることで、日本の立ち位置を見つめ直すことに意味があると感じた

Why Sloan?

以下の理由から、MIT Sloanを第一志望として取り組んできました。

  • Technology Innovationへの強さ
    MITはTechnologyの大学だけあって、ビジネススクールでもTechnology Innovationに力を入れています。授業選択の自由度も高いため、この分野を集中的に学びたい自分としては、最高の環境と考えました。
  • 他学部との連携
    MIT Sloanには、メディアラボやエンジニアリングスクールなど他学部とのコラボレーションの機会が豊富にあり、ビジネススクールの範囲に留まらない経験やネットワークを構築できるのは素晴らしいと感じました。
  • スタートアップエコシステムの存在
    スタートアップが盛んなボストンにおいて、どのようにスタートアップエコシステムが回っているのかを知るとともに、そこでのネットワークを構築することがMBA卒業後の職業人生に生きると考えました。
  • ボストンの生活環境
    ボストンには綺麗な街並み、音楽・スポーツなど文化的な楽しみ、美味しい食事、安全な住環境が揃っており、家族連れで留学する自分としては魅力を感じていました。

受験スケジュール

  • 2014年1月:MBA留学に取り組むことを決意。TOEFL準備開始
  • 2014年4月:TOEFLがようやく90点を超える
  • 2014年6月:GMAT対策で、Affinityに通い始める
  • 2014年夏:各種説明会に参加する以外は、GMAT対策に注力
  • 2014年10月:エッセイカウンセラーを江戸義塾のEdward Leeに決定。エッセイのアイディア出しを開始
  • 2014年10月中旬:GMAT1回目で550点。まさかの点数にかなりのショックを受ける
  • 2014年11月上旬:TOEFLで95点。出願までに間に合わないかもと焦り始める
  • 2014年11月中旬:GMAT2回目で630点
  • 2014年11月下旬:エッセイ執筆を開始。スコアメイクを並行してやっていた関係で、本当に志望度の高い3校に絞る
  • 2014年12月初旬:TOEFLで97点。結局、100点も超えられず、これが出願スコアとなる
  • 2014年12月27日:GMAT3回目で740点を叩き出し、これが出願スコアとなる
  • 2015年1月初旬:MIT Sloanを含む3校に出願
  • 2015年1月下旬:面接対策開始
  • 2015年2月下旬:MIT Sloanから面接のインビテーションが来る(他のスクールからはインビテーションなし)
  • 2015年3月11日:香港にてMIT Sloanの面接を受ける
  • 2015年4月6日:MIT Sloanから合格のメールを受け取る

TOEFL

お恥ずかしながら、私のTOEFLの最高スコアは97点(R26, L26, S20, W25)しかなく、MIT SloanはTOEFLのスコアを提出する必要がなかったため命拾いしましたが、他校からインタビューに呼ばれもしなかったのは、このスコアがネガティブに働いていたことは想像に難くありません。

自分のTOEFL受験を振り返ってみると、GMATやエッセイに時間を取られる中、TOEFLは自力で何とかなるだろう、受け続ければいつかはクリアできるだろうという甘い考えの元、対策が疎かになってしまいました。総じて言って、初期段階で基礎から叩き直すべきだったと考えています。もし自分が再度、TOEFLに取り組むとしたら行いたいことを反省を込めて書きます。

[Reading]
単語+多読というアプローチが有効なのではないかと思います。私は、単語を覚えるのが極めて苦手で、英単語3800のRank3を中途半端なレベルにしかやることができませんでした。受験が佳境に差し掛かってからでは単語をやる余裕はなくなってくるので、初期段階でもっと根気よく取り組んでおくべきだったと反省しています。また、多読に関しては興味があるものであれば何でも構わないと思うので、地道に読み進めて、英文に慣れていくことが重要と思います。

[Listening]
問題の構成は十分に頭に入っていたはずなのですが、それでもスコアが伸びなかったのは、聞き取れない音が結構な頻度で存在したからではないかと思います。漫然とリスニング教材を聞くだけでなく、定期的にディクテーションするなどによって、どんな音が聞き取れないのかを把握し、それを改善するための対策を行うべきでした。

[Speaking]
Skype英会話での練習は繰り返していましたが、最高でも23点までしかいきませんでした。私の場合、そもそも英語を話すこと自体に苦手意識がありましたので、ともかく使える言い回しをたくさん覚えることに加えて、TOEFL Speakingのプロに師事するなどして、発音・表現に関して、適切なフィードバックを受けられるようにするべきだったと思います。

[Writing]
本番では、表現が上手く出て来ず、書くスピードが上がらないということがあったように思います。ライティングのサンプルなどから有効な表現を拾い、それが身につくまで、多くの量を書いて、練習をするべきでした。また、自分の表現や構成のおかしなところを、プロからのフィードバックを受けて、修正するというプロセスを踏むべきでした。

GMAT

私は、10月550点(Q50, V16)→11月630点(Q50, V24)→12月740点(Q49, V41)と、土壇場でGMATをクリアしました。各セクションの対策及びアドバイスは、以下の通りです。

[Quantitative]
元々、理系でしたので、数学は得意意識を持っていました。マスアカを一通りやって、必要な英単語を抑えた後、オフィシャルガイドをやって、問題の傾向を掴みました。その後は、GMAT Prepをときどきやってタイムマネジメントの感覚を養い、本番では1問あたり2分以内で解けるように意識して解き進めました。
数学が得意な方でも、51点を出すのは難しいのではないかという気がしましたので、適度なところで対策を打ち切って、Verbalに注力するのがよいのではないかと思います。

[Verbal]
私の場合、最終的にスコアを決したのは、CR・RCが安定したことでした。SCは、昔の問題に比べて、いくつもの論点が潜む難問が多くなってきており、確実に正解と思えるものを選ぶことが難しくなってきています。その反面、CR・RCは問題を読み解けて、ロジックを見抜くことができれば、正解に近づくことができます。最終的に、12月にCR・RCにテコ入れをしたことが高得点につながりました。

受験対策としては、Affinityで、SC/CR/RCの全てのセクションについて、講座を受講しました。GMATの塾選びに当たっては、講師自身が最新の問題傾向を十分に研究しているかどうかを確認すべきと思います。Affinityの飯島先生は、相当な理屈屋、かつ、大変に研究熱心で、問題タイプの分類ごとにどのようなアプローチを取るべきかを体系立てて教えてくれることに加え、膨大な過去問題から正解になりやすい選択肢/なりにくい選択肢の傾向を抑えており、如何に制限時間内に割り切って問題を解いていくかというテクニック論も伝授してくれます。また、飯島先生は個別指導を通して、受験生各自の悩みに親身に答えてくれます。GMATのVerbalはSC/CR/RCという違う種目をごちゃ混ぜにしたテストであり、その取り組み方法は人それぞれ違うはずです。飯島先生のテーラーメイドの指導が、私にあったGMATの解法にたどり着かせてくれたと思います。

本番では、SC1分半、CR2分半、RC2分と1問あたりにかける時間を決め、それを超える場合はランダムクリックすることで特定の問題に時間を使いすぎるのを避けるようにしました。GMATは実験問題が多いので、難しい問題は実験問題だろうと割り切って、次の問題に進むことが効果的だと思います。

[AWA]
Affinityで対策講座を受講した後、そこで教えてもらったテンプレートを活用して、GMAT Prepの問題を何問かやっただけですが、12月の受験回では5.0が取れました。AWAは、VerbalのCRに出てくるAssumptionを意識すると格段にロジックが立てやすくなりますので、その点を意識することをお勧めします。

[IR]
重要性は低いと判断し、特に対策は行いませんでした。12月の受験回では4しか出ませんでしたので、もうちょっと問題研究してもよかったかなと思います。

Essay

エッセイカウンセリングは、江戸義塾のEd Leeに一任しました。Edは、トップスクールへの合格実績として顕著なトラックレコードがあること、日本ベースで仕事をしているので対面で話すことができること、スコアメイクに苦しむ受験生に対しても平等に手を差し伸べてくれること、を理由に決めました。さらには、彼の人柄ゆえに過去のクライアントとも継続的に繋がっており、各種情報の提供や在校生の紹介をしてくれたことも大いに助けになりました。

私がEdに初めてコンタクトを取ったのは10月、エッセイを書き始めたのは11月下旬でしたが、出願直前までスコアメイクを抱えていた私の事情に合わせてフレキシブルに対応してくれて、助かりました。結果的に、出願した3校のエッセイはクオリティの高いものを仕上げることができたと思います。

Interview

よく聞かれる質問についてEdとのアイディア出しを行った後、Jessica King、Matthew AldridgeにもMock Interviewをお願いしました。各カウンセラーが指摘するポイントは異なっており、別々の視点からの意見をもらうことができたことはよかったと思います。ひょっとしたら、エッセイでも余裕があればセカンドオピニオンを取る価値があるかもしれません。

私は、最終的にMIT Sloanしかインタビューに呼ばれていませんが、インタビューの時期がかなり遅く対策のスケジュールが立てづらかったことに加え、最初の面接が第一志望校というのはかなりプレッシャーとなりました。本来であれば、第一志望校までの間にいくつかのインタビューを設定し、徐々に場慣れしていくのが理想であると感じました。

その他

時間の余裕があれば、キャンパスビジットをされることを強くお勧めします。スクールごとの違いというのはウェブサイトなどを見るだけでは分かりにくいと思いますが、私の場合、出願後の2月にビジットし、キャンパスやクラスの雰囲気を見学すること、そして在校生と会話することを通して、各スクールの違いを明確に感じ取ることができました。それは結果的に、インタビューに大いに生きたと思います。

最後に

私にとって、MBA受験は想像していたよりもずっとツラいもので、もうダメかもと思った瞬間がいくつもありましたが、それを乗り越えた今、MBA受験は自分を人間として一回り大きく成長させてくれる場だったと思えます。家族、会社の同僚、友人、塾の講師、カウンセラー、受験仲間、在校生・卒業生など、多くの方々のサポートのおかげで、ここに辿り着くことができました。今、正にツラい気持ちで受験と向き合っている方もいると思いますが、それは多くの受験生が経験した道です。諦めずにやっていけば新たな道が開けると信じて、頑張ってください!