サマーインターン

サマージョブの本来の目的は、学生に実際の現場の仕事を体験させることにあるのでしょうが、実際には「ビジネススクール学生の青田買い」といえます。企業としては、それほど重要な即戦力として考えているのではなく、いわば学生を押えにかかっているのです。言葉を変えれば、サマージョブは3 ヶ月間じっくりお互いがお互いを見る「お見合い」であるわけです。サマージョブをしたからといって必ずパーマネントのオファーが来るわけではありませんが、パーマネントジョブのインタビューより効果的に自分をアピールするチャンスということです。

また当然ですがどの会社のどんな職種でサマーをしたかは、サマージョブ後のパーマネントに向けた就職活動にも大きく影響します。サマーで働いた学生の中からしかパーマネントのオファーを出さない会社もあります。それを分かっている学生も、当然必死にサマージョブを探します。大半のアメリカ人学生にとって、ビジネススクールは「就職予備校」でもあるのです(特に2 年生の秋は、彼らのエネルギーの大半は、仕事探しに向けられます)。

日本でもアメリカでもサマーのポジションは限られています。とくに東京では外資コンサルティングと外資金融、及び一部の外資系メーカーのマーケティング職以外はサマージョブのプログラムがほとんどありません。スローンの学生であればプレゼンやインタビューへの招待はほとんどの会社から来ますが、実際のオファーを得るにはトップスクールの日本人学生間での激しい競争があります。