Organization

ID タイトル
15.220 Global Strategy & Organization
15.320 Strategic Organizational Design

15.220 Global Strategy & Organization

時期 内容
2008春(H2) Elena Obukhova
Pankaj Ghemawat, “Redefining Global Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter”, Harvard Business School Press, 2007
ビジネスのグローバル化が進み企業の置かれる環境が複雑化する中で、効果的なアクションをとるスキルを身に付けることを目的としたコース。授業は全てケースベースであるが、企業の置かれた環境を分析するツールとして、Four Drivers, Porter’s Diamond, Virtual Diamond, Cage Distanceといったフレームワークを使用した。ハーフセメスターの短期間の授業の中で複数のフレームワークを使用した点に関しては消化不良の感が否めず、教授も学生が満足する十分な説明ができていなかった。一方で、使用したケースはグローバルな観点で多様性に富み、日本関連のケースとしてシマノ、日産(カルロス・ゴーンのリーダーシップ)も扱われた。フレームワークに関しても、個人的に初めて触れるものだったため非常に興味深かった。
成績基準は2回の個人レポート(30%)、学期末のチームプレゼンテーション(30%)、パーティシペーション(40%)という内訳で行われた。パーティシペーションの半分はチームベースでのブログ(ケースの分析レポート)の内容で行われたため、ディスカッションに参加することが苦手な人には有利なものであった。
【K.K. MBA ‘09】

15.320 Strategic Organizational Design

時期 内容
2010春(Full) Thomas W. Malone
Thomas W. Malone, The Future of Work, Harvard Business School Press, 2004.
組織の中にCollective intelligenceを如何に取り込み機能させるかをメインテーマとするクラスです。今年の担当教官は、MIT Center for Collective Intelligenceのディレクターも務めるThomas W. Malone教授です。彼はインターネットの普及が企業組織のあり方に与える影響を最初に”予言”した研究者の一人であり、ダボス会議などにも招聘されて組織デザインに関する講演を行っています。

この授業では、ケースディスカッションを中心に、まず従来型企業組織の類型やそれぞれの強み弱みなどを理解して、戦略に即した組織設計が競争優位を発揮するために如何に重要かを学びます。その上で、Proctor & Gamble (Connect & Develop)、eBay、InnoCentive、Wikipedia 、Threadless等のケーススタディーを素材として、新しい組織形態のあり方と、それを支える組織の戦略、人材、インセンティブ、アライメントといった要素について議論を深めます。こうしたクラスディスカッションに加えて、今年度は、InnoCentive、Wikipedia、Boston Consultingから合計3名の外部講師が招かれ、Collective Intelligenceを核として実際に事業運営を行っている現場について話をしてもらいました。また、4-5名の学生でチームを組んで、特定の企業を選択して、講義を通じて学んだ知識を生かして行う組織分析のグループワークが課せられます(期末にプレゼン(20分)&レポート提出(20-30枚))。

教授も認めているとおり、確かに既存の大企業の中にこうした分権的な枠組みを新たに導入することは容易ではないのですが、この授業を通じて(中央集権的ではなく)分権的な組織を指向することの有効性が近年益々高まっていることや、実際に数多くの新興企業が採用している新しい組織形態をしっかりと理解することができます。特にアントレ系に興味がある人にもオススメのクラスです。また、卒業後に大企業に務める予定の人にとっても、こうした理解が映し出す写像として、多くの大企業が抱える硬直性をより強く感じ、未来を展望することにも繋がるでしょう。

成績は、パーティシペーション:35%、ケースライティング(1枚×5回):15%、グループワーク:50%です。予習すべき読み物はそれなりの量ですが、いずれも興味深いケースが多く、ワークロードはそれほど重く感じませんでした。【Y.K. MBA ’11】