Sloan Fellows: 必修科目

ここでは Sloan Fellows の必修科目および主な授業内容について説明します。

本ページでご紹介している内容は2010年12月現在の情報です。内容については年度毎に変更される可能性があります。

夏学期
15.024 Applied Economics for Management
15.063 Communicating with Data
15.060 Data, Model, and Decisions
15.414 Financial Management
15.511 Financial Accounting
15.778 Management of Supply Network for products and Services
15.809 Marketing Management
15.015 Macro & International Economics
秋学期
15.223 Global Markets, National Policies and the Competitive Advantage of Firms
15.322 Leading Organizations
15.325 Seminar in Leadership I
15.350 Managing Technological Innovation and Entrepreneurship
15.355 Managing New Venture
15.991 Managing Technological Innovation
15.902 Strategic Management
15.871 Introduction to System Dynamics
春学期
15.326 Seminar in Leadership II
15.388 Designing and Leading the Innovative Organization

15.024 Applied Economics for Managemen

時期 内容
2005夏
H1
Dan Richards
Michael Parkin, Microeconomics, 7th Edition, Addison-Wesley Publishing
講義 – 20回 補講7回
この授業は、ミドルマネージャー向けに、ミクロ経済学全体を総括をすることを目的としております。
実際に、需要と供給の話から、独占/寡占の均衡分析、ゲーム理論から市場の外部性まで1ヶ月半で総括するので、経済学になじみのない方には、結構早いペースであったと思いますが、ミクロ経済学が何であるかを知る、または既知の方がおさらいするという点では、ためになる授業でした。期末評価は、グループで解く二回の宿題と期末テストで主に決定されます。二回の宿題のレベルはかなり高く、グループ内での議論は夜中まで続くこともあり、瞬間的な負荷は高いですが、授業中の発言の比重は低いので、発言の苦手な日本人フェローズにとってはプレッシャーの少ない授業でした。Richards教授は、淡々と講義主体の授業をしますので、こちらもプレッシャーが少なかったです。彼は蝶ネクタイで有名であり、毎授業、蝶ネクタイの色が違っており、目を楽しませて(?)くれました。また、MIT経済学部のTAが非常に優秀で、彼の配布するペーパーが理解を助けてくれました。
2011夏 Thomas Stoker
Pindyck,RobertS.andRubinfeld,DanielL,Microeconomics,7thEdition, PrenticeHall,2008
今年の授業内容は教授が変わっても殆ど同じようです。今年もグレードはグループで解く二回の宿題と期末テストで主に決定されました。ケースを用いた二回の宿題のレベルはかなり高く、また、期末試験(持ち込み可:カンペ1枚)もレベルが高かったと思われます。SloanFellowsを担当するTAは非常に優秀で、毎週末・テスト前のRecitation が理解を助けてくれました。

15.063 Communicating with Data

時期 内容
2005夏
H1
Arnold Barnett
Allan G. Bluman, Elementary Statistics: A Brief Version , 2nd Edition , (2003) McGraw-Hill
この科目は、様々なSloanの授業での基礎の一つである統計学の基本を学ぶ授業です。2005年夏学期の指導教官はBarnett教授でした。
授業の内容は、日本でいうと高校の確率・統計といった内容から始まり、確率分布、検定、回帰分析等へ展開していきます。統計をマネージャーがツールとして使う立場から、使い方の基本を押えるということが中心になります。あくまでもツールとして利用する立場なので、科学的な厳密性を求められる方は自分で補う必要があるかもしれません。内容のレベルとしては日本人、特に理系出身の方はかなり取り組み易いのではないかと思われます。
授業の進め方は、講義が中心で逐次質疑が行われていきます。Barnett教授の的を絞った説明の進め方と温和でユーモアがある話し方で人気のある授業でした。提出物として4回のグループ課題があり、試験があります。ワークロード的には中といったところかと思われます。
数字に強いといわれるアジア系にとっては周りにアピールする良い機会になるかもしれません。Sloan Fellowsの長い夏の幕開け、緊張も残る時期ですが頑張ってください。
2004夏
H1
John S. Carroll
Bertsimas and Freund, Data, Models, and Decisions: The Fundamentals of Management Science, South-Western College Publishing
数値に基づいた意思決定の手法を学びます。確率論、Decision Tree、正規分布、Portfolio、回帰分析等の理論を一通り習う他、統計用のソフトを使ってPC上でSimulationの実習を行います。(なお、ここで学ぶツール類は後のコース、特にFinancial Managementの理解の為にとても重要になります)
また、一般常識による判断がどれほど統計や修辞的な表現によって影響を受けているかを体験的に学びます。(時々簡単なアンケートへ答える課題が出され、回答結果を後の授業で使用したりします)
最後にStudy Group毎のプレゼンテーションがあります。与えられたデータを分析して判断を行い、いかに数字に弱い人にも強い人にも説得力のある説明を行うかが評価されます。Carroll教授は確率・統計理論の専門家ではない為、各種ツールの概念や活用方法の説明を主眼としており、詳細に立ち入った話はありません。Homeworkは多く、授業の進行も早いので、理論上で分からない事が出てきた場合にはOffice Hourの時間にTeaching Assistantに質問する事をお勧めします。Final Examがありますが、計算機と備忘メモを持込可ですので、問題のパターンにどの公式を当てはめるかが理解できていれば問題ありません。

15.060 Data, Model, and Decisions

時期 内容
2011夏 Andreas Schulz
RobertFreund.Data,Models,andDecisions,The Fundamentals of ManagementScience, 2004
この授業は、統計学の基本を学ぶ授業です。内容は、日本の高校レベルの確率・統計から始まり、確率分布、検定、相関分析、回帰分析等へ展開していきます。アカデミックな厳密性を追求するというよりは、統計をマネージャーがツールとして使う立場から、概念、使い方の基本、データの読み取りを押えることが中心でした。 授業の進め方は、講義が中心で逐次質疑が行われていきます。 Andreas Schulz 教授は今年からの担当でしたが、温和でユーモアがある話し方で人気のある授業でした。シミュレーションを含む4回のグループ課題(負荷大)と中間&期末試験があります。

15.414 Financial Management

時期 内容
2005夏
H2
Jonathan Lewellen
Brealey and Myers, Principles of Corporate Finance, 8th Edition, McGraw-Hill/Irwin
NPV(Net Present Value)、おそらくMBAの中で最も肝となる考え方がFinancial Managementのテーマです。Project Valuation, Firm Valuationから始まって、CAPM (Capital Asset Pricing Model)など、カバー範囲は決して狭くはありません。Modigliani-Miller Theorem, WACC, Black-Scholesと進むに従って、企業にとってコストとは何か?つまり、コストとリスクが結局は同一のものであること、企業価値とFinancingの関係、などを体系的に理解させてくれる非常に重要な授業です。会計や財務の経験のないマネージャーにとっても大変示唆に富んでいます。授業のスピードは非常に速く、課題量からも決して楽ではありませんが、ファイナンスの基礎ポイントを網羅しており、授業ノートは将来の実務において大変参考になることでしょう。フィアナンス上級、M&Aの講義を受けるためには必須の内容です。俊英Jonathan W. Lewellen教授が熱意を持って淡々と講義を進められましたが、残念ながら、同教授は2005年夏学期を最後にMITを離れましたので、2006年は別の教授が担当されることになります。
2011夏 Andrew Lo & Katy Kaminski
R.Brealey,S.Myers,and F.Allen,Principlesof, CorporateFinance,10thedition,Irwin/McGrawHill.
この授業は、ファイナンスの基本を学ぶ授業ですが、Present Value, キャッシュフローから始まり、 Project Valuation, Firm Valuation、CAPM (Capital Asset Pricing Model)など、広範囲を学びます。企業価値とFinancingの関係、などを体系的に理解させてくれる重要な授業です。授業のスピードは非常に速い上、課題量も多く楽ではありませんが、ファイナンスの基礎を学ぶことができ、その後のファイナンス上級、M&Aの講義を受けるためには必須の内容です。また、Lo教授の好意により、金融危機のメカニズムを解説してくれる特別授業などもありました。

15.511 Financial Accounting

時期 内容
2005夏
H1
George Plesko
Stickney, Clyde P. and Roman L. Weil, Financial Accounting: An Introduction to Concepts, Methods, and Uses, 11th Edition, Thomson South-Western
講義 – 20回、Recitation – 7回 (Teaching Assistantによる復習授業)
この授業は、会計学の基礎を学習する事がメインとなります。
バランスシート、損益計算書、キャッシュフロー表の作成から始まり、LIFO、FIFO等の売上原価算出、繰延税金資産・負債、減価償却・アモチゼーション、投資有価証券等、米国会計の概要を、インテルやマイクロソフトの実例を交え学習しました。基礎といっても、仕訳等の基礎概念は習得しているとの前提で授業が進められましたので、事前に会計の基礎知識をある程度習得しておくと良いと思われました。授業は、概念的な説明に留まらず、会計処理の実例に多くの説明が割かれ、ペースは速いながらも分かりやすかったと思います。欲を言えば、EVA等の管理会計の基礎概念についても説明があれば尚良いと思われました。負荷としては、スタディグループによる5本のアサインメントレポートに加え、中間・期末に試験があり、個人的には、夏学期の授業の中で最も負荷が高いと思われました。
2011夏 SP Kothari
Dyckman,Magee,andPfeiffer, FinancialAccounting,3rdEd, CambridgeBusinessPublishers
3年ぶりにKothari教授が教鞭をとりました。バランスシート、損益計算書、キャッシュフロー表の作成から始まり、LIFO、FIFO等の売上原価算出、繰延税金資産・負債、減価償却・アモチゼーション、投資有価証券、リース等、米国会計の概要を、インテルやマイクロソフトの実例を交え学習しました。基礎といっても、仕訳等の基礎概念は理解している前提で授業が進むので、会計の基礎知識のないFellowsは苦労したしていたようでした。 教授の授業の進め方は遅く、自身での予習・復習が必要になります。またTAによる補習が非常に有効でした。宿題はスタディグループによる5本のレポート課題に加え、中間・期末にも試験があります。

15.778 Management of Supply Network for products and Services

時期 内容
2005夏
H2
Gabriel Bitran
N/A
講義 – 17回、Recitation – 5回 (Teaching Assistantによる復習授業)
この授業は、ProductsやServiceを提供する際に必要となるサプライチェーンマネジメント、オペレーションマネジメントに関する授業です。US News & World ReportでSupply Chain/Logistics部門ではMIT SloanはNo.1にランクされており、MITならではの分野に関する科目です。Bitran教授もSloanの中では看板教授であり、2006年からSloan Fellowsプログラムのfaculty chairになる教授でもあります。講義の内容は、細かい定量評価というよりも、マネージャがよりブロードな視点でサプライチェーンの問題を把握できるようになれるようなスタンスで授業が進んでいきます。講義、ケースに加え、Bitran教授ならではのゲストスピーカー(Class of 2006ではソレクトロニクス社CEO等)が複数人呼ばれ、バラエティのある授業となります。サプライチェーンマネジメントに必須な複数のフレームワークを中心に講義が進み、最後はそれらのフレームワークを使って、Home Country Assignment(自分の会社の事例にフレームワーク当てはめる)レポートを提出します。Reading assignmentの負荷は高いですが、試験がなく、グループレポートアサインメントが数回、最後のHome Country Assignmentが1回あり授業が終了します。Work loadは中くらいで、Home Country Assignmentの主担当にならなければそれほど大変ではない授業です。Gradeはassignmentの点数とclass participationで決まります。
2011夏 Gabriel Bitran
N/A
2005年度と大きな変更点等なし

15.809 Marketing Management

時期 内容
2005夏
H2
Duncan Simester
N/A
本科目はsummer termで履修するcore科目の一つで、class of 2005 に続きclass of 2006もPr. Duncan Simesterが教鞭をとりました。内容は、過去marketingを学んだ経験がない学生を対象とする前提で、business strategyとmarketing strategyとの関係概念やcustomer decision process, pricing, channelといったmarketing strategyを構成する主要概念に関するものでした。marketingの基本知識である4P&4C analysis やSWOT analysisといった事項は講義では取り上げず、それよりも上位のframework構築を目的としていると言えるでしょう。

theme毎にまずlecture、次回にcaseに基づくdiscussionというかたちのclass構成で、これによって各themeに関して学生の理解を深めていきます。case毎に教授から提示されるquestionsを基に、計7本のcaseからby study groupで3本(3ページ以内)のreportを提出することに加え、これら以外のcaseについてby individualでreport(1ページ以内)を提出します。gradeに占める比重はgroup reportsに60%、individual reportsに15%、discussionでの発言質量に25%という配分で、試験はありませんでした。

既に深い知識や経験を持ち、最新詳細知識吸収を期待する方には若干物足りないと感じるかもしれません。また各themeの関連について体系だった説明が薄く、本当にmarketingを初めて学ぶ方は各themeの内容を統合して理解するのに若干時間が必要かもしれません。一方、気軽に質問に応じてくれるDuncan教授及びteaching assistantsの人柄、classで触れる彼のwitや洞察、上述のclass構成に感心し、Duncanファンになる学生も多かったようです。他のcoreと比べclassは全17回と少なく、本科目だけを見ればwork loadは厳しくないかもしれませんが、by group , by individualをあわせ、lectureをはさみclass一回おきにreportが課せられたこと、全てを約4週間の中で履修する日程になっていたことから、他の科目との兼ね合いで「重い」と感じる方もあったでしょう。

2011夏 Duncan Simester
N/A
2005年度と大きな変更点等なし

15.015 Macro and International Economics

時期 内容
2005夏
H2
Roberto Rigobon
P. King, S. King, International Economics and International Economic Policy,4th edition, McGraw Hill
講義 – 14回
大変個性的なRigobon教授が、マクロ経済の理論(ISLM及びBBNNがその中心)をLectureとCase Studyを通じて、分かりやすく、かつユーモアをふんだんにおりまぜて教え込んでくれます。その結果を踏まえ、2回のディベートがあり、2005年の夏はIMF及びFree Trade Agreementにつき、7から8名のチームに分かれて議論しました。試験はありませんが、毎回の授業及びディベートへの積極的参加のために準備が必要で、ワークロードは比較的大です。
2011秋
H1
S.Johnson
N/A
授業は学期前半に週2回のペースで行われ、予習すべきリーディング量は多いです。マクロ経済学の理論についてBB-NNモデルやIS-LMモデルの他、為替・政府政策がどう作用するのか理解しつつ、授業の大半はその理論を背景にケーススタディを通じて世界各国のマクロ経済状況について理解を深めることに費やされます。課題は二回の個人レポート提出、グループでの「カントリーレポート」と期末試験があります。期末試験は、いくつかの典型的なケースから2つを選択し、時間内に授業内で学んだ理論をもとにEssayをまとめるというものです。

15.223 Global Markets, National Policies and the Competitive Advantages of Firms

時期 内容
2005秋 Donald Lessard
N/A
企業の国際化について、Don教授持論のダイヤモンド・フレームワークとケーススタディーを中心に授業は進められます。評価は、Book log(30%、教授から提示される関連書籍を1冊読んで、感想文を書くもの)、クラスパーティシペーション(40%、授業中の発言、クラスへの貢献)、試験(30%、最終クラスにて、1時間半の持込不可の試験あり)にて行われます。
フレームワークのコンセプトを理解するのに時間がかかる方も多いと思いますが、企業の国際化に王道はなく、さまざまなアプローチ方法があり、各々のフレームワークをその一助にすると位置づけて理解していけばよいのではという気がします。 ケーススタディーは、欧米の多国籍企業の事例というよりはむしろ、日本(シマノ)、台湾、南米、インド等の企業が国際化を図っていく過程を追っており、我々インターナショナルスチューデントにとっては、馴染みやすいのではないかと思います。
途中、ゲストスピーカー(SF2006の場合、CITI BANK等、計3回)を招聘し、実践的な事例、実務者の本音も聞くことが出来ます。
2011秋
H2
S.Johnson
N/A
H1に続き、S.Johnson教授が担当しました。通貨競争やユーロ圏の信用低下など、時事問題をマクロ経済の観点から分析したり、各国の競争力を、数多くのFrameworks(e.g. Porter’s Diamond、Competitiveness Ladder)を駆使しながら学びます。Assignmentは、Group ProjectとしてのCountry Report(好きな国を選び、その国の競争力を分析)。この他、Final Examは、いくつかの典型的なケースから2つを選択し、時間内に授業内で学んだ理論をもとにEssayをまとめるというものです。正規の授業時間の外にLunch Meetingが開催されました。予習量が多く負荷は重いですが、フレームワーク(ポーターのダイヤモンド)も各ケースも有名な事例が多いので、インターネット等で日本語版を検索して概要を把握しておくと予習速度を上げることができます

15.322 Leading Organizations

時期 内容
2005秋 John Van Maanen
N/A
講義題目の通り、このコースは将来、組織の上に立つものとして組織がどのようなもので、組織を動かしてためにはいかなる点に留意する必要があるのかという点で、様々な角度から、参加者に考えさせる形でクラスが進みます。
きわめて基本的なことではありますが、組織の構成要員である人間の関係、考え方、行動について、各回でテーマが与えられます。週一回のクラスは、4時間とやや長丁場ですが、最初の1時間程度はテーマの概略につきの教授の講義にあてられ、それを踏まえて、各ラーニンググループで各回テーマに対する討論を実施し、各グループが発表をするという形式がとられます。
日本の企業人にとって、それまでは組織と人間の行動についての自らの実体験の中で、漠然と経験的に感じていたことの理論が展開され、実体験と理論の整合性・不整合性の本質が何なのかを考えさせられる点で大変有意義な講義です。
試験はなく、グレード評価もありません。4回の個人レポートを通じて、自分の学んだことについて、van Maanen教授が真摯なコメントをフィードバックしてくれます。本講義への参加姿勢次第で、各個人で得られるものに大きな差異が出てくる講義の一つと思います。
2011秋 John Van Maanen
N/A
2005年度と大きな変更点等なし

15.325 Seminar in Leadership I

時期 内容
2005秋 Steve Sacca
N/A
月曜日乃至は水曜日の17時30分から19時。毎週、様々な業界の企業の代表に来校頂き、同ゲス トスピーカーの「リーダーシップ論」を拝聴。その後、質疑応答が行われる。同セミナーの責任者は、サッカ氏。セミナーの運営(ゲストスピーカーの出迎え、ゲストに関するブリーフィング、会場設定)は、生徒によってなされる。ゲストスピーカーの都合が合えば、同ゲストと夕食を御一緒(持ち回りにて6名が同席)させて頂き、更なる親睦を図るといった内容である。実際に来校された主なゲストは、 NovartisのCEO, SemcoのPresident, NYSEの Former Chairman, Deutsche Bankの Former Chairman, Bogotaの Former Mayor等であった。業界、企業、国のリーダーの生の声を聞ける良い機会であり、毎回、積極的な質疑応答がなされ、盛り上がりを見せたセミナーであった。
2011秋 Steve Sacca
N/A
2005年度と大きな変更点等なし

15.350 Managing Technological Innovation and Entrepreneurship

時期 内容
2005秋 Michael Cusumano, Ed Roberts, Alex d’Arbeloff
N/A
この授業は、Sloan Fellows Programのプログラム名に含まれているキーワードの一つである「イノベーション」に関する基本をおさえることを目的としており、企業にとってイノベーションがなぜ必要か、それをどのように管理していくかを企業の成功例、失敗例に基づき学びます。イノベーションや起業には、唯一の方法論があるのではなく、講義とケーススタディによって、戦略的視点(Incremental vs. Radical innovation 等)と組織的視点(Small/New vs. Large/Established等)の両方を学びます。授業は、上記視点を組み合わせた5つのモジュール(3-6回の授業で1モジュール)で構成されています。講義とケーススタディが半々で、時々ケースに関連するゲストスピーカーからの解説がありました。
授業は、今学期から、ソフトウェアビジネスが専門のMichael Cusumano教授、起業の大家Edward Roberts教授、元TeradyneのCEOのAlex d’Arbeloff教授が、3人一緒に授業を受け持ち、持ち回りで各回を担当し、他の教授も授業中の質疑応答に加わるという贅沢なものになりました。授業中、各自の発言回数がカウントされており、積極的に議論に参加することが求められます。
授業は週2回の計24回で、試験はなく、各モジュール毎に学んだ内容を自分の実業務にどう活かしていくかとの視点で作成するリアクションペーパーの提出(4回)が課されました。
2004秋 Michael Cusumano, Ed Roberts, Alex d’Arbeloff
N/A
この授業では技術或いはサービスのイノベーションをどのように管理し、企業を成功に導くかのコンセプトや手法を学びます。ここではSloan Fellows Programで重視している「イノベーション」の基本を押さえることを目的としており、講義は「漸進的技術開発」と「急進的技術開発」という戦略的視点と「小/新興企業」と「大/既存企業」という組織的視点の2×2のマトリックスの組み合わせをベースにしたモジュールで構成されています。なお、講義とケーススタディは50%ずつ行います。ケースは(小企業,漸進的開発)の組み合わせの例としてIDEO、(大企業, 漸進的)はBMWやNEC、(小企業,急進的)はGoogle、そして(大企業,急進的)はGMやIBMといった企業を取り上げています。授業はソフトウェアビジネスが専門のMichael Cusumano教授が一つグループを担当し、もう一つのグループを起業の大家Ed Roberts教授と元TeradyneのCEOのAlex d’Arbeloff教授が組で担当する体制ですが、グループ間の移動はできないので、講義テーマは両グループとも同じであるものの各教授の個性や授業の進め方によって内容にバラツキがあると言われています。

授業は週2回、課題として5つのリアクションペーパーを各モジュール後に提出するだけで試験はありません。

15.355 Managing New Venture

時期 内容
2011秋
H2
Fiona Murray
N/A
この授業は「MIT Entrepreneurship Center」のMurray教授がNew Ventureの成功・失敗事例をケーススタディを用いて解説しながら、Ventureを育成するためのフレームワークやマネジメント手法を学びます。予習したケースをもとに授業での討議に参加することで評価されるため、予習の負荷は高めです。試験はなく、ケースのライトアップが3本科されました。

15.991 Managing Technological Innovation

時期 内容
2011秋
H2
Alan D. Maccormack
N/A
この授業ではテクノロジーやサービスのイノベーションをどのように管理し、企業を成功に導くかのコンセプトや手法を学びます。毎回の授業はケースを用いて、グループでのディスカッションやシミュレーションを行うこともあります。予習したケースをもとに授業での討議に参加することで評価されるため、予習の負荷は高めです。試験はなく、ケースのライトアップが2本と、イノベーションに関するグループレポート(10-15ページ)が科されました。

15.902 Strategic Management

時期 内容
2005秋
H1
Arnoldo Hax
Hax and Wilde, The Delta Project: Discovering New Sources of Profitability, Palgrave, 2001
Hax and Majluf, The Strategy Concept and Process: A Pragmatic Approach, Prentice Hall, 1996, 2nd edition.
MITの名物教授の一人であるHax教授が提唱する戦略論(デルタモデル)についての講義に始まり、ハーバードのケースを活用したケーススタディ、ゲストスピーカーによるデルタモデルの実践例の紹介、さらには各個人が選択した会社の戦略についてのリサーチプロジェクトまで、みっちりとデルタモデル理論を学びます。

全17回の講義の内、9回がケーススタディ、その内の任意の3つのケースについてIndividual Case Write-upが要求され、評価されます。(各15% – 合計45%) 残りの55%の内、30%は最後に提出することを要求されるリサーチプロジェクトについてのIndividual Paper、25%はClass Participationによって評価されます。 試験はありませんが、ケーススタディの準備、3回のCase Write-ups、最後のIndividual Paperの作成と、ワークロードはかなり大きいです。

秋学期の選択科目の一つである15.904 Strategic Management II は、ここで学んだ理論の実践としてデザインされているので、Hax教授の戦略論に興味のある方は両方を選択されることを推奨いたします。

2011秋
H1
Arnoldo Hax
Hax, THE DELTA MODEL: REINVENTING YOUR BUSINESS STRATEGY, Springer 2010
2005年度と大きな変更点等なし
※Hax教授はSloanFellowsを教えるのは2011年が最後になりました

15.326 Seminar in Leadership II

時期 内容
2005春
N/A
秋学期に引き続き各界の著名人を招きリーダーシップに関する経験談と議論を行います。また、3月に行われるカルフォルニアトリップ(サンフランシスコ、シリコンバレー)及び5月のインターナショナルトリップ(2005年度はアルゼンチン、チリ、ブラジルでした)も本授業の一環として行われ、現地の成長企業、銀行、政府機関及びNPOのトップの方々の考え方に触れることが出来ます。

15.871 Introduction to System Dynamics

時期 内容
2005春(H1) Nelson Repenning
Sterman, J. Business Dynamics: Systems Thinking and Modeling for a Complex World. Irwin/McGraw Hill.
MITの看板授業のひとつであるシステム的手法による現象分析・解析の導入編です。2005年はNelson Repenningが授業を担当しました。System Dynamicsは例えば『風が吹けば桶屋が儲かる』といったように世の中の色々な現象が関連して結果が発生していることを個々の事象に因数分解することで明らかにしていこうという学問です。授業で触れるのはあくまでイントロの部分だけですが、いままで漠然と『Aが増えるとBが減ってCが増える』などと直感的に予測していたことにPCでのシミュレータを使ってシステム的にアプローチします。

またThesisでSystem Dynamicsの手法を本格的に用いたい方は秋学期に先行して導入編以外の授業を取ることをお勧めします。順番が逆にはなりますが、春学期に受講していてはThesisに応用する時間がなくなります。

2011秋
H1
Anjali Sastry
Sterman, JBusiness Dynamics: Systems Thinking and Modeling for a Complex World, 2000
MITの看板授業のひとつであるシステム的手法による現象分析・解析の導入編です。2010年はSastry教授が授業を担当しました。System Dynamicsは世の中の事象を因数とその関連をモデル化していくものです。マーケティング的な要素も加味しながら、ケース+シミュレーションにより理解を深めていきます。4回の課題はワークロードが重く、ツールを使ってのモデリングも行います。